「ゴールドフィンガー 巨大金融詐欺事件」:無から金を生み出す
監督:フェリックス・チョン
出演:トニー・レオン、アンディ・ラウ
香港・中国2023年
久しぶりに見た香港映画。中心の二人を黄金コンビが演じる。イケイケ押しの一手のトニー・レオンに対してアンディ・ラウは地味に受けるというパターンである。
冒頭は70年代中頃、東南アジアで食い詰めて香港に流れてきた男が一人。やがて口八丁手八丁で成り上がり、イケイケのバブル期を背景に株と人と不動産を転がして巨額の利を得る。
しかし、このハッタリを極める詐欺師を常に注視し、地道な捜査を十数年にもわたり根気強く続ける捜査官がいたのだった。
実在のモデルがいるそうで、見ていて連想するのは『ウルフ・オブ・ウォールストリート』だろう。大きな富を得た結果の金ピカの贅を尽くしたバカ騒ぎの様相には『アプレンティス』も思い出したりもした😑(躁的な盛り上げ方は本作の方が巧いように思える) こういうのは洋の東西を問わないらしい。
背景には宗主国の英国の影もチラチラとする。やはり返還を控えて、当時の香港はもう二度とない特殊な時空間に存在していたようである。
次から次へと淀むことのない語り口。見ごたえがたっぷり詰まった、そういう意味で王道の香港映画といえよう。
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