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2025年6月20日 (金)

「太陽王の残光 ヴェルサイユ宮殿で聴かれた音色」:雨の新大久保にも太陽王の威光は輝くか

250620 演奏:宇治川朝政ほか
会場:日本ホーリネス教団東京中央教会
2025年5月31日

雨の中、チェンバロ&ハープ曽根田駿、ガンバ平尾雅子、笛(リコーダー&フルート)は中島恵美・宇治川朝政、という4人によるフランス宮廷ものコンサートへ。
前半はクープラン、マレ、リュリによる組曲、後半はダンドリュー、シェロンほかのソナタ中心というプログラムだった。

シェロンという作曲家は初めて聞いた。ルクレールの後輩とのことである。リュリについてはルイ14世とのからみでオペラバレや文字通りダンスの観点から語られることが多いが、純粋に器楽曲の系譜から見る(聞く)というのは機会が少ないように思った。
ヴィゼのテオルボ作品をハープで弾くというのも珍しかった。でも当時はよくやっていたことだそうだ。ハープの音だと情緒よりも明晰さが、テオルボの時より前に出てくる印象である。
リコーダー2本だけによるフィリドールは競い合うようにやや緊張感を感じさせる曲で聞きごたえあった。
最終曲とアンコールはマレの定番曲だった。

コンサートの内容は良かったが、天気はひどかった。
開場の時間はちょうど雨が止んでいたけど、もし降ってたら風が強かったので会場にたどり着くまでにずぶ濡れになったろうし、開場待ちの列は外に並ばされていたので、悲惨なことになったはず。
帰りはまた雨が降ってて電車が止まったり遅れたり大変だった。雨の新大久保、やっぱり近寄りたくねえ~🆖

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