「ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた」:天才少年と呼ばれてはみたものの
監督:ビル・ポーラッド
出演:ケイシー・アフレック
米国2022年
30年も前に農地の片隅に作ったスタジオで十代の兄弟がロックアルバムを制作、しかし結果は鳴かず飛ばずで終わる。それが突然ネットで脚光を浴びて再評価。ツアーの話まで出る。これが実話というのが驚きだ。
天才と呼ばれたが期待に応えられなかった主人公は優しい父や兄に引け目を感じている。その鬱屈がときおり暴発する。
でも、父親は贅沢なスタジオなぞ作ってやらずに「ロックなんてくだらんもんやってんじゃなーい(ノ-o-)ノ ~┻━┻ガシャーン」と投げ飛ばしてやれば却ってよかったかも、なんて思っちゃった。
結論は「才能よりもやる気が肝心」ということなのかね?
才能の差を感じる兄は天才の傍らにいる苦悩を示す。それぞれ演じているボー・ブリッジスとウォルトン・ゴギンズ(あと主人公の若い頃の子役も)の演技が素晴らしいだけに、主役のケイシー・アフレックの「可もなく不可もなく」感が高まってしまった。
演出と脚本は過去の描写に曖昧なところがあって現在とうまくつながってないように思えた。
しかし同じ監督の作品で、ブライアン・ウィルソンを主人公にした『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』もそんな感じだったなあと、後から思い出したのであった。
| 固定リンク | 1









