「大塚直哉レクチャー・コンサート第12回 バッハ家はフルートがお好き!?」:名曲とファミリー・アフェア
この日さいたま市は最高気温36℃であった。駅からホールまで約10分、地獄の窯のふたが開いたとはこのことか🔥ってなくらいで、徒歩でやって来た人はみんな汗でとろけていた。私もさすがにマスクを外して歩いた。もし着けていたらマスクは汗でびっしょり状態だったろう。
このシリーズ、これまではバッハの作品中心でその周辺の要素を探るといったものだったが、今回は息子たちが中心だった。ヴィルヘルム・フリーデマンをはじめとする4人の息子の作品を紹介。
菅きよみがゲストで当然フルート曲が中心だった。加えて時代ごとの楽器の変化も菅氏所有の実物で解説した。
バッハ家というと一家で和気あいあいと演奏会したり、写譜など分業したりというイメージがあるが、この日の話ではそういうわけでもないらしい。
『「音楽の捧げもの」が生まれた晩』という本によると、才能ある長男をかわいがり過ぎた父バッハはカール・フィリップ・エマヌエルを猛烈に虐待。長じた彼は同じく父親から虐待されていたフリードリヒ大王と共謀して、公の場で嫌がらせをするためにあの即興演奏課題を出したというのである。
この話にはビックリ(!o!) ええ~っマジですかと言いたくなった。宮廷で恥をかかせようとするとは相当な確執があったはずである。この本は2014年に出版されているがバッハ業界--じゃなくて専門家の間でどのように評価されているのだろうか。知りたいところだ。
さてプログラムに名前は記載されてはいたものの鶴田洋子がもう一人のフルート吹きとして何の紹介もなく途中で現れ、ヴィルヘルム・フリーデマンを一曲だけやって引っ込んでしまった。どうなってるのかと思ったらアンコールで再登場した。
父バッハの「マタイ」と「マニフィカト」から、声楽曲であるが3人での演奏用に編曲したものだった。
大塚氏の解説がいつになく超が付くくらいの早口で聞くのが追いつかないほどだった。時間短縮を図ったのではないかと思われるが、今回も中身が濃かったので例の如く2時開演5時終演となったのは仕方ない。
次回は2月💀 このシリーズの公演日はいつも暑いか寒いか極端すぎ。その度に古楽ファンの根性が試されるのである(>_<)
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