特集・放課後生活その1「クラブゼロ」
監督:ジェシカ・ハウスナー
出演:ミア・ワシコウスカ
オーストラリア・イギリス・ドイツ・フランス・デンマーク・カタール2023年
裕福な子弟が通う私立高に来た新任の教師。彼女による栄養学のクラスが「意識的な食事」から始まり遂には「不食」へと暴走していく。若者の抱く親への不満や現状へのいらだちが、食欲という人間の基本的欲求の拒否という形になって噴出するのだった。
制服や教師の服装などファッションの配色が独特だ。ハイソが過ぎてイヤミに近い生徒の家、装飾のない直線的な学校建築、いずれも容赦のないモダンデザインの極みである。
一方、音楽はパーカッションと弦(コントラバス?)がシンプルながら不穏さをかき立てる。
見ていて非常に落ち着かない(・・;)
若者たちの不満を吸収して操る教師や最後まで事態を理解できない親たちの姿は、ハーメルンの笛吹き男を思い起こさせる。
途中でゲゲゲとなる場面があり万人にはお勧めできないし好悪分かれそうだが、強烈なヴィジョンを垣間見せている。あと学校のマーク(校章)のデザインもなんとなくヤバイではありませんか🆖
ただ教師の独白場面はいらなかったような。彼女の心中はブラックボックス化した方かよかった。
ハウスナー監督は十数年前に見た『ルルドの泉で』もよかった。その間に一作しか公開されてないのか……。
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