映画(その他の話題)

2021年1月20日 (水)

今さらながら2020年を振り返る

210120 ますます更新が遅れまくっている当ブログだが、なんとか振り返ってみる。もう「遅くって当たり前」な心持ちである。

【映画】
順不同。大体見た順かも。
コロナ禍のために映画もメジャーどころはほとんど公開延期となるか、直接配信になってしまうという状況でありますが、結局『テネット』は見てません(;^^)

『パラサイト 半地下の家族』:地上波TVで放映されちゃったのも怪挙。
『プリズン・サークル』:ドキュメンタリー枠。雑誌「世界」での連載を読むと撮影(と準備)は本当に大変だったもよう。だがその甲斐はあった✨
『エクストリーム・ジョブ』:何も考えずに楽しめるのが吉。
『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』:これも何も考えずに楽しめた。悪趣味なのが好き💓
『スキャンダル』:米国TV界の話なので分かりにくかったけど『ザ・ラウデスト・ボイス』を合わせて見ると、なるほどそういうことかと納得。
『ルーベ、嘆きの光』(『ダブル・サスペクツ』):年取ってくるとこういうのがしみてくるわい。
『透明人間』:女の透明人間だったらまず最初に何をするかね。
『幸せへのまわり道』:いろいろ語りたくなる映画。コワイけど。
*『マーティン・エデン』:前年選んだ『未来を乗り換えた男』と同じ系統の作品。なので選んじゃいました~。

あと一本を絞れなかったので次点ということで。
『ハスラーズ』
『シチリアーノ 裏切りの美学』


★部門賞
*監督賞:ポン・ジュノ(『パラサイト』)
 今さらではありますが、アカデミー賞での「気くばり受賞スピーチ」も含めて評価。あと伝記(?)マンガまで出ちゃったし。
*男優賞:ルカ・マリネッリ(『マーティン・エデン』)
 このキャスティングなくしてこの映画なし⚡というぐらいのはまり具合。見た後に俳優の身体における表象ということをつらつらと考えてしまった。ということで……5枚組ブロマイド売ってちょうだいっ。
*女優賞:エリザベス・モス(『透明人間』)
*ベストカップル賞:マ・ドンソク&キム・ムヨル(『悪人伝』
*最優秀悪役賞:セバスチャン・コッホ(『ある画家の数奇な運命』)
 なにげに舅の圧を感じさせるのがイヤ~。
*新人賞:ラジ・リ監督(『レ・ミゼラブル』
*スッピン賞:レア・セドゥ(『ルーベ、嘆きの光』)
*姐御賞:ジェニファー・ロペス(『ハスラーズ』)

*長いで賞:『ある画家の数奇な運命』
 189分。いやもちろん面白ければ短く感じるはずなんですけどね。
*トンデモ賞:『バクラウ』のUFO
 よくもこんなもん平然と出したものよ。あきれました(^◇^)
*最凶邦題賞:『幸せへのまわり道』
 事前の予想では『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が確実というのを覆して選出。今後しばらく経つとうっかり「幸せの回り道」で検索して、ヒットしなくなっちゃいそう。それと『しあわせへのまわり道』という映画も既にあるのだよ。

*ちゃぶ台ひっくり返し賞:『ルース・エドガー』
 この賞は、見終ってあまりの内容に思わず「なんじゃ、こりゃ~。観客をなめとんのか!」(ノ-o-)ノ ~┻━┻ガシャーン と、ちゃぶ台をひっくり返したくなる気分になった映画に与えられる栄光ある賞である。(あくまでも個人的見解


★映画関係のトホホな出来事
その1-『コリーニ事件』を見る前も後もずーっと原作未読だと思い込んでいたのだが、本棚を整理したら原作本が出て来たのでビックリ(!o!) しかもちゃんと読んだ形跡があるのだ。だが未だに思い出せない。
その2-メジャーな娯楽映画が公開されないので、普段だったら絶対見ないであろうセルゲイ・ロズニツァ「群衆」三部作を完走してしまった。ちょっと寝ちゃったけど💤


【コンサート部門】
古楽系コンサート鑑賞は激減した。2019年は41件(ブログ記事にしたもの)だったが、2020年は10件のみ。しかもそのうち5件は1~2月に行ったものである。
とはいえ、演奏家の皆さんこそ大変でしょうが。その少ない中で選んでみると--
「時はたちどまり」
「ヘンデル リナルド」
「ルカ・マレンツィオ 四声のマドリガーレ」

あと厳密にはコンサートではないが
*METライブビューイング「ヘンデル アグリッピーナ」:いやー、これは本当に面白かった。話自体はどうしようもないのだが、見た後になぜか生きる活力が湧いてきた。スキップして帰った(^O^)/


【録音部門】
発売年に関係なくこの一年間に気に入ったものということで。
*「よく整えられたヴィオール合奏曲 第1巻」(ファンタズム)
*「ローマへの旅路」(リナルド・アレッサンドリーニ&コンチェルト・イタリアーノ)
*「夕べの音楽」(アンサンブル・ストラヴァガンツァ)
*「サント・コロンブと息子たち」(リチェルカール・コンソート)

*「アメリカン・スタンダード」(ジェイムス・テイラー)
*「フロム・ディス・プレイス」(パット・メセニー)
*「ハーモニー」(ビル・フリゼールほか)
*「Rated PG」(ピーター・ガブリエル)

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2020年12月24日 (木)

「その名を暴け #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い」

201224 著者:ジョディ・カンター&ミーガン・トゥーイー
新潮社2020年

数々のヒット作(と良作)を放った映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラと性暴力を報じたNYタイムズ記者によるノンフィクションである。事件そのものだけでなく、いかに取材したかがかなり詳細に描かれている。

匿名でしか話せないという被害者に連絡し、他の被害者を知っていたら紹介してもらい、実名で取材に応じられる者を探し、情報提供者に会うために飛行機に乗り--と大変な努力と周到な準備で記事が準備されたことが分かる。
しかも記事が完成したら、最後にはワインスタイン側に事前に記事の内容を明らかにし、反論を併記する準備もしなくてはならない。もちろん両社とも弁護士が控えている。

確認に確認を重ね、上司のGOサインを得て、あらゆる事態を想定しての弁護士との打ち合わせは必須。その間も取材に応じた被害者が気を変えないかハラハラして時を待つ。
当然ながら社のバックアップがなくてはできない。調査報道とはこれだけ大変なのかということがよーく分かった。

ところで、この事件の被害者だったアシュレイ・ジャッドは若い頃日本で働いていて性暴力にあったというエピソードが出てくる。
キャメロン・ディアスも同じく十代の時に日本でバイトしててイヤな目にあったとか。
日本の評判は既に地に落ちているようである(ーー;)

難点を一つ上げると、ページを開くと行間が狭くて非常に読みにくい印象を受けることだ。実際に読むと文章自体はそんなことはないのだが、本を開いてパッと見たところでそう感じてしまう。
読みやすいレイアウトにする(ページ当たりの行数を減らす)とその分ページ数が増えてしまうから苦肉の策だと思うけど……難しいですな💨

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2020年12月 1日 (火)

「アメリカン・セレブリティーズ」

201201 著者:辰巳JUNK
スモール出版2020年

おおっ、私のようなゴシップ大好き人間のための一冊ではないか(*^^)v
そう思って読み始めたのだが、最近の米国音楽事情にうとい人間にはちょっと無理があった。登場する名前がレディー・ガガとかマイケル・ジャクソン以外は、多くがよく知らない名前ばかりなんである。
最近のR&Bアーティストやラッパーはもとより、キム・カーダシアンみたいにTV番組から有名になったような人については完全お手上げだった。誰?それ(^^?みたいな感じだ。

とはいえ個人についてよくは知らなくても面白いのは確か。ゴシップやスキャンダルの類いでさえも勲章代わりにして自らそれを宣伝して競い、さらには武器にする。そこまでやるかと思ってしまう。日本とはあまりに異なり過ぎて驚くのみだ。

終わりの数章は映画関係なのでさすがに知っている名前ばかりだった。
中でも、苛烈なアカデミー賞レースを取り上げた部分を読むと、どうして性格悪かったり愛想の悪い俳優は賞が取れないのかよく理解できた。事前キャンペーンで業界人たちに愛想を振りまくのも獲得に大事なことなのだ。(だからワインスタインみたいにその戦略に熱心だと「優秀」とされる)

終章は米国での「コンマリ」ブームの分析。ここでも日米の差異が明らかにされている。大統領選だけでなくこういう部分も興味深い国である。

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2020年10月30日 (金)

「日本の映画産業を殺すクールジャパンマネー」

201030 経産官僚の暴走と歪められる公文書管理
著者:ヒロ・マスダ
光文社新書2020年

「クールジャパン」の美名(?)の下に、映画・アニメに税金をつぎ込んで企画された事業を複数取り上げ検証している。その総額1000億円超……(!o!)
ただし民間が関わっているためにちゃんとした情報公開はなされていないという。

税金から出された予算がことごとく怪しい人物や団体(それらは互いにお仲間同士)へと流されていき、結局制作現場には益なく一銭も渡らずに終わるのが明らかにされるのであった。
なにせ作品の企画段階だけで数億円の金が支出され、しかも結局作られないままに終わろうと関係ないというのだ。
読んだ後は呆れるだろう。

ここ数か月のコロナ禍における給付金やアベノマスク発注を巡る騒動を体験するより以前に、この本を読んだら「ええっ、こんなことが(!o!)」と驚いたに違いない。しかし、今となっては「やっぱりこの業界でも同じだったか」としか思えないのが実に嘆かわしいことである。

また、どうして日本が舞台である『沈黙』や『水俣』が日本で撮影されなかったのかという事情も知ることができた。
それから映画の見本市であるカンヌに「くまモン」が出現した経緯も(^▽^;)

ただ、シロートには長くて詳細過ぎるのが難点である。
それと個人的には「この映画の企画時のウラ話」的なのがあまりないのが残念だった。

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2020年1月13日 (月)

遅まきながら2019年を振り返る

200113a 今更ながらではあるが、一応やりました。
それにしても最近ますます記事を書くのに時間がかかってしまい(気力の問題)どうしようという感じですね。

【映画】
順序はなんとなく。完成度より好みで選んでおります。

『未来を乗り換えた男』
『あなたはまだ帰ってこない』
この二作、それぞれ裏表を成している。こういう構造の映画がつくづく好きなんだなあと自分で再認識した。
もし、今年の一作を選ぶとしたら『未来~』だろうけどそういうのに限ってロードショーをスルーしてしまい、DVDで見る羽目に……トホホ(=_=)

『ちいさな独裁者』
ほぼ全員悪人! 日本で同じような内容のものを作ったら「反日」とか「非国民」と言われるのは必至であろう。

『たちあがる女』
とにかく発想がすごい。力強いラストにも感動。

『誰もがそれを知っている』
スター俳優夫婦を迎えて甘口に、と見せかけてイヤ~ン味が5割増しになっていた。

『荒野にて』
俳優陣がみな味がある。最後に登場する人物が平凡な「普通の人」っぽいのがよかった。ハリウッド映画だとあそこにピカピカした外見の人を当ててしまうだろう。

『エンテベ空港の7日間』
『バハールの涙』
*『2人のローマ教皇』
*『家族を想うとき』
この4本の中からどれを選んでもいいかなと。

以下2本ドキュメンタリー枠。
『主戦場』
*『人生、ただいま修行中』

「トイ・ストーリー4」と「エンドゲーム」は感動的ではあるものの微妙であった。
TVシリーズでも面白いものが続々と登場。ただ、あまりに長すぎると『ゲーム・オブ・スローンズ』や『ハウス・オブ・カード』みたいに終わりに近くなってガタガタになってしまうので難しい。

★部門賞
*監督賞:ロベルト・シュヴェンケ(『ちいさな独裁者』)
その根性が気に入った。
*男優賞:フランツ・ロゴフスキ(『未来を乗り換えた男』『希望の灯り』)
次点=マハーシャラ・アリ(『グリーンブック』『TRUE DETECTIVE 猟奇犯罪捜査』)
*女優賞:メリッサ・マッカーシー(『ある女流作家の罪と罰』『パペット大捜査線』)
*ベストカップル賞:アンソニー・ホプキンス&ジョナサン・プライス(『2人のローマ教皇』)

*最優秀悪役賞:チョ・ウジン(『国家が破産する日』)
スクリーンに向かって物を投げたくなるほどの見事な悪役ぶり。
*最驚別人賞:ブノワ・マジメル(『あなたはまだ帰ってこない』)
事前に出演していると知らなければ、見ても分からなかった。
*最強恐怖症:『リンクル・イン・タイム』の巨大化したオプラ・ウィンフリー
そのままホワイトハウスに行って中の住人もろとも踏み潰して欲しかった。
 
*最凶邦題賞:『ビリーブ 未来への大逆転』
代案は「ルース・ベイダー・ギンズバーグここに登場 文句がある奴は六法全書かざしてかかって来やがれ」。2020年は既に『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』に決定と言われている。
 
*ちゃぶ台ひっくり返し賞:『永遠の門 ゴッホの見た未来』
この賞は、見終ってあまりの内容に思わず「なんじゃ、こりゃ~。観客をなめとんのか!」(ノ-o-)ノ ~┻━┻ガシャーン と、ちゃぶ台をひっくり返したくなる気分になった映画に与えられる栄光ある賞である。(あくまでも個人的見解です!
いや別に詰まらないとかではなく、見てて目が回って気分が悪くなったもんで……👀

★映画関係のトホホな出来事
その1-以前見た映画(しかも気に入らなかった)なのに、すっかり忘れてリバイバル上映見に行ってしまった。10分ぐらい見てから気付いた。
その2-シネマカリテと新宿武蔵野館を間違えて行ってしまい、ネット予約したのにチケットが出ないとスタッフのおにーさんに迷惑をかけてしまった(_ _)スマヌ
てっきり自分はもうボケてしまったかと落ち込んだが、十年以上前にもシネスイッチとシャンテシネ間違えて行ったことがあったので、これは性格だと気を取り直した💡

 【コンサート部門】
コンサートの感想も書くのが遅れ、さらに書かずに終わったものがあった。
「ヴァレア・サバドゥス&コンチェルト・ケルン」
「ルベルとルクレール」
「バルバラ・ストロッツィ 生誕400年記念コンサート」
「佐藤俊介とオランダ・バッハ協会管弦楽団」
「ソフィオ・アルモニコが綴る 爛熟のイタリア」
「ガブリエーリとシュッツ 神聖なる響きの大伽藍」
「ヘンデル リナルド」(北とぴあ国際音楽祭2019)

★コンサート関係でオドロキ(!o!)な出来事
その1-風と共に楽譜が飛びぬ事件
その2-ヴァレア・サバドゥス譜面台ずり下がり事件


【録音部門】200113b
2019年に日本で流通したものから。新譜ばかりを聴いてるわけではないので、数が少ない。
*「パリ・アルバム 初期フランスのトリオ・ソナタ集」(ヨハネス・プラムゾーラー&アンサンブル・ディドロ)
プラムゾーラー、少し前に来日したんだよね。他のコンサートとかぶって行けなかったのだが……行けばよかった💧
*ブクステフーデ、テレマン、バッハ「新たに生まれし嬰児 クリスマス・カンタータ集」(シギスヴァルト・クイケン&ラ・プティット・バンド)

*"HERE IF YOU LISTEN"(デビッド・クロスビー)
*「JONI75~ジョニ・ミッチェル・バースデイ・セレブレーション」

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2018年12月31日 (月)

後悔と停滞の2018年

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2018年は暇(&気力)がなくて映画の3割ぐらいとコンサートの一部はブログに書けなかった。困ったもんであるよ。
ブログといえば、よく読みに行ってた他の人のブログが幾つも突然消えてしまう案件が続いて驚いた。長いこと更新なしというわけでもなく、何の前触れもなく消滅というパターンである。(最悪、死亡という可能性もあるが、そんな何件も起こらないよね)
アクセス数が低下という理由だろうか。それだったらこちらのブログなんて超低空飛行過ぎて、果たして読んでる人がいるのか(?_?)というぐらい……


【映画部門】(見た順)
他の人が絶賛している作品で、期待して見たらどうにも気に入らなかったというのが何本もあった。やっぱりひねくれ者かしらん。

『女の一生』
公開は2017年末だけど、大目に見てやってくだせえ。

『ブラックパンサー』

『ハッピーエンド』
ハネケにしてはユルイ感じ。年齢ですかね。

『ラブレス』
どこの国もそれぞれに不幸なのは変わらず。ズビャギンツェフ快調です。一本選ぶならこれだろう。

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』

『私はあなたのニグロではない』
今年はドキュメンタリーも結構見た。その中で一番迫力あり。字幕だと内容に追いつけねえ~。

*『恐怖の報酬 オリジナル完全版』

《次点》
『ザ・ビッグハウス』
『インクレディブル・ファミリー』

これ以外にも「アルドリッチ祭り」や「2001年宇宙の旅」再上映があって誠にメデタイ限り。

*男優賞:ウィレム・デフォー(『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』
2019年はゴッホもあります
*女優賞:イザベル・ユペール(『エル ELLE』、『ハッピーエンド』)
この手の役柄やらせたら第一人者。ジェシカ・チャスティンが追撃中。
*ベスト・カップル賞:マルクスとエンゲルス(『マルクス・エンゲルス』
萌えます萌えます
*監督賞:ラウル・ペック(『私はあなたのニグロではない』『マルクス・エンゲルス』)
ほぼ同時に日本で2作いっぺんに公開されたからには、やはり監督賞に値するだろう。
*最優秀姐御賞:オコエ姐さん(『ブラックパンサー』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』)
*最凶悪役賞:ショーン(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』
羊の……ぢゃなくて「自称元諜報員。実際はニートで童貞」の人物。『アベンジャーズ』のサノスを退けて堂々の悪役ぶりである。
*髪型賞:フランシス・マクドーマンドの後ろ頭(『スリー・ビルボード』
*最凶邦題賞:『女は二度決断する』
2019年分は既に『ビリーブ 未来への大逆転』に決定済みである。
*ちゃぶ台ひっくり返し賞:『スリー・ビルボード』
この賞は、見終ってあまりの内容に思わず「なんじゃ、こりゃ~。観客をなめとんのか!」(ノ-o-)ノ ~┻━┻ガシャーン と、ちゃぶ台をひっくり返したくなる気分になった映画に与えられる栄光ある賞である。(あくまでも個人的見解です!


【コンサート部門】
「サイモン・スタンデイジと仲間たち」
「ジュリアン・マルタン氏を迎えて」(木の器)
LFJ「中世の伝統歌 1」「 〃 2」(アンサンブル・オブシディエンヌ)
「秘めたる悲しみ ド・ラ・リューの世俗音楽」
「フライブルク・バロック・オーケストラ mit キャロリン・サンプソン」
「ジョルディ・サヴァール&エスペリオンXXI」
「ウリッセの帰還」(北とぴあ国際音楽祭)

古楽以外ではブルース・コバーンのライヴでドタバタしてしまった。台風さえ来なければ、JRが電車止めなければ……後悔の嵐 このあおりを食ってKATTでのウースター・グループの来日公演「タウンホール事件」を見損なってしまってクヤシサ百倍増し。この後しばらくウツウツとして過ごした。


【録音部門】
*アンタイ兄弟「バッハ フルート・ソナタ集」
*ガッティ&アレッサンドリーニ「クロスドレッシング・バッハ」

*ミシェル・ンデゲオチェロ「カヴァーズ」
*アルタン「ザ・ギャップ・オブ・ドリームス」


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2018年1月28日 (日)

現代アート二題

また感想を書く機会を逃してしまいそうなので、とりあえず写真だけでも乗せとく。

★ザ・ユージーン・スタジオ「1/2 Century later」
会場:資生堂ギャラリー
2018年11月21日~12月24日
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全くのノーチェックだったが、こちらのブログに紹介されていたので、最終日(クリスマス・イヴですな)に駆けつけた。地下に降りる入口に行列が(!o!)と驚いたが、実は上階のパーラーの順番待ちの客だった。

「善悪の荒野」と名付けられた、『2001』のホテルの部屋(の廃墟)を復元した巨大インスタレーションは迫力あり過ぎ。実際に部屋を作ってから燃やしたらしい。
周囲に数点の作品があって、それらがまとまって一つのコンセプトを表わしているようなのだが、部屋のインスタが物体としてあまりに突出してしまっているので、コンセプトをかき消してしまっている。

なお、ちょうどベッドの正面にあたる方向に隣室のモノリス(風の展示壁)があって、その点でも映画にのっとっているようだ。

入場した時から、女性の監視員兼スタッフの人にものすごい不審な目つきで睨まれてしまった。そりゃ確かに周囲はアート系の若いモンばかりで、年齢高いのは私だけだったが、野暮なオバハンでも現代アートを見たいんだよ。
まあ無料だから文句も言えんが。
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★ゲルハルト・リヒター「ペインティング1992-2017」
会場:ワコウ・ワークス・オブ・アート
2017年12月16日~2018年1月31日

六本木のギャラリーが多く入ったビルの中の一つでリヒター展をやっていた。割と近年の作品を展示しているとのことである。
ほとんどは絵画だが、1点だけ銀色の球みたいな謎の物体(直径20センチぐらい)があった。とても気になったが、直接床に転がしてあるのでしげしげ見るには床に這いつくばらねばならない。むむむ、這いつくばって見ればよかったかしらん(^_^;)

写真をぼかしたような作風のものもあったが、抽象的な作品はかすれ具合とかにじみ具合とか絵具を削った部分とか、かなり見ていて脳ミソに直接来るものがあった。
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2017年12月31日 (日)

2017年を振り返……きれない

歳くってきて気力・体力・脳力が甚だしく減退。ブログ記事もはかばかしく進みませぬ。映画なんかまだ半分ぐらいしか書いてないんじゃないかな(+_+)

以下に、今年ヨカッタと思ったものを上げてみる。(順不同)

★コンサート編
「ファンダンゴ・バロック」(テンベンベ):LFJの一公演。強烈過ぎてこの後、他のラテンバロックの録音とか聞けなくなってしまった。

「聖母マリアの夕べの祈り」(コンチェルト・イタリアーノ)

「ツィマーマンのコーヒーハウス」(調布国際音楽祭):企画力勝ち

「真夏の夜のパーセルの夢」(高橋美千子ほか)

「フランス音楽の彩を楽しむ 6」

*ラ・プティット・バンド

*バルトルド・クイケン&渡邊順生


★映画編
今年は「これぞ(^^)b」というのには出会わなかった。残念であ~る。

「彷徨える河」

「午後8時の訪問者」

「メットガラ ドレスをまとった美術館」

「セールスマン」

*「はじまりへの旅」

*「残像」

*「永遠のジャンゴ」

ポン・ジュノの「オクジャ」見たかったんだけど、ネットフリックスしかやってないんじゃどうしようもない。映画館でやってくれ~(>O<)

【命がけ演技賞】「沈黙 -サイレンス-」、海辺での塚本晋也
いや~、よく死人が出なかったと……

【最凶邦題賞】「おとなの事情」
今年も色々邦題が取りざたされたが、あえてこれを選んでみた。

【最優秀悪役賞】「否定と肯定」のティモシー・スポール

【最強キャラクター賞】「カーズ/クロスロード」のスクールバスのおばさん
これはコワイ(>y<;) もう絶対にスクールバスには近寄らない

【最優秀ビンタ賞】「密偵」:日本のお家芸(?)ビンタを韓国映画にこのように描かれてしまうとはなんたることであろうか。来年は日本映画でも頑張ってビンタしてほしい。

今年は初めて、「スター・ウォーズ」の新作ロードショーに行かなかった。(「イウォークの冒険」さえロードショーで見た) 心穏やかで、精神衛生上大変によろしい。

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2017年6月25日 (日)

アンダーウッド大統領を見たくてトニー賞授賞式を覗いてみた

今年のトニー賞の授賞式の司会はケヴィン・スペイシーだった(過去に演劇部門で受賞経験あり)。その中で、彼が主演しているTVシリーズ『ハウス・オブ・カード』のアンダーウッド大統領に扮して登場している画像をネットで見かけて、にわかに興味を持った。
そこでWOWOWで放映された字幕版を録画してみたのだった。

トニー賞、過去にTVでチョロチョロと眺めたことはあるが、ちゃんと見たことはない。というのも、映画ならば知らない作品でも間もなく公開されるか、未公開になってもソフトが出る可能性がある。しかし、芝居やミュージカルとなるとオリジナルキャストで見たいなら海の向こうへ飛ばなければならない。どうしても関心が薄くなってしまうのであった。

だが、授賞式をこうして見てみるとショーとしては完全にアカデミー賞より遥かに面白い。なにせ話題のミュージカルの最高に盛り上がる場面を、セットも込みでそのまま再現してくれるのだから当然といやあ当然である。
印象に残ったのは、ライバルである化粧会社の二人の女社長を描いた『ウォー・ペイント』、ベテラン女優二人の熱唱がド迫力であった。

さて、ケヴィン・スペイシーはダンスを披露したり、中盤に名司会者のジョニー・カースンに扮して物真似をしたが、終わり近くなってビル・クリントンとして登場。
結果的に最多受賞作となった『ディア・エヴァン・ハンセン』で、主役を張って飛ぶ鳥落とす勢いの人気者ベン・プラット(もちろん主演男優賞獲得)に「タイム誌の表紙を4度(3度かな?)も飾っておめでとう」と祝したはいいが、その後で「おかげでヒラリーが表紙になり損ねた(-"-)」とベンを恫喝しビビらせ、ズブズブと座席の下に沈ませたのであった。

で、ようやく最後の最後に作品賞の受賞結果を渡す役としてアンダーウッド大統領が登場。しかも夫人役のロビン・ライトに補佐官ダグ役のマイケル・ケリーも引き連れて、という豪華な面子だ。
しかし、その時のジョークはその前の主演女優賞で『ハロー・ドーリー!』のベット・ミドラーが長々と持ち時間をはるかに超えて、スピーチを喋りまくったことをネタにクサしただけであった。

私の想像だが、本当は大統領ネタで(トランプを引っかけて)ちゃんと笑いを取るつもりだったのではないか。だって、そうじゃなかったらロビン・ライトとM・ケリーの二人が何も喋らずただ出てきただけ、というのはあまりにもったいなさ過ぎである。
それなのに、ミドラーのスピーチが長過ぎてご破算--ということになったのかも。あくまでも推測だが(?_?)

全体的には面白かったが、やはり3時間以上というのは(どの授賞式も同じだが)長くて、通して見るのは難しいのであった。(アカデミー賞も見終われない私である)

それにしてもB・ミドラー71歳 スゴイね(@_@;)


『ハウス・オブ・カード』は現在第4シリーズがイマジカで放送中。私はてっきり第4で終了したのかと思っていたら第5シリーズを米国でやると聞いてビックリである。終わり方が少し唐突で、登場人物の「人員整理」もあり、これで終わってもいい状態だったのだ。(ダグの問題が放りっぱなしだったが)
あと、『ボードウォーク・エンパイア』の最終シーズンが明らかに途中打ち切りだった(1回の放送分で主要人物が二人も死んでしまう)せいもあるだろう。

さらに、トランプ大統領がまるでアンダーウッドの行為をまねたようにしか思えないことを実際に幾つも行っていて、「こんなヤツが現実に出てきてしまっては、ドラマじゃもうこれ以上のことは出来まい」と感じたのだが……。

というわけで、アンダーウッド大統領にはトランプ以上の「暴挙」を期待したい。

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2017年3月25日 (土)

アカデミー賞授賞式をようやく見終わったぞ

今年のアカデミー賞授賞式、WOWOWで当日放送された字幕版を録画してチビチビと見ていたのだが、ようやく見終わった。
いつも映画祭や音楽賞の授賞式の類を録画するのだが、どれも長時間なので最後までたどり着かず途中で見るのをやめてしまうのがほとんどである。
メリル・ストリープのスピーチが話題になったゴールデングローブ賞も録画したが、結局力尽きて消去してしまった。

しかし、アカデミー賞は最後の作品賞発表でハプニングがあって、ニュースにもなった。それを目指してなんとか見ることができたのだった。

NHK-BSでも放映されて見た人も多いだろうし一か月近く経ってしまったので、単にどーでもいい感想を書いてみる。

*「最後の追跡」がますます見たくなった。

*デンゼル・ワシントンが終始不機嫌な顔つきだったのはなぜ? 二枚目が台無しで頑固オヤジみたいだった。(ノミネート作の役柄もそんな感じだが)

*昨年に続き一般人登場。前回はピザの配達員だったが、今年は観光ツァー客。展示会に連れて行くと言ってだまして連れてきたらしい。列の先頭の黒人男性がスマホをいじりっぱなしで(ラインかツイッター、または写真撮ってた?)、司会者のジミー・キンメルが「スマホ離しなよ」と言っても止めない。折角、実物のスターが目の前にいるのにね……。
来年からは一般人イジリはやめた方がいいんじゃ?

*そのキンメルがメリル・ストリープを讃えるスピーチをした後に、客席にいる彼女に「そのドレスはイヴァンカ?」(トランプの娘のブランド)と声をかけた。これは単なるジョークではなくて、数日前に伝えられた「ストリープのドレス・ドタキャン事件」(高価なドレスを発注していたのに、別のブランドがドレスを無償提供するというのでキャンセルしてしまったという)というのが起こったらしいので、それに引っかけて皮肉を言ったのかね。

*主演男優賞候補のヴィゴ・モーテンセンが隣席に座った若い長髪の男とイチャイチャしている様子が流れた。ビックリして「あれ(?_?)ヴィゴってゲイを公言してるんだっけ」などと飛び上がってしまったが、調べるとその男性は息子らしい。でも身長も体重もヴィゴの三割増しぐらいであまり似てるようには見えないけど(痩せたら似ているかも)。いやー、驚いた~。

*ラストの作品賞取り違え場面は、私が見たニュース映像では省かれていたが、W・ベイティが封筒開けて本当に困っていて、もう一度封筒の中開いて別の用紙が入っていないか調べてみたり、舞台の袖の方に目をやったりキョロキョロしてて、フェイ・ダナウェイから「どうしたの?」などと声かけられてたのだった。
あの混乱が収拾できたのは、「ラ・ラ・ランド」のプロデューサー(一番目にスピーチしてた)のおかげだろう。オロオロしているベイティから発表の用紙をひったくって会場に見せたのである。

*その時、会場は全員あっと驚愕したのに、なぜかライアン・ゴズリング一人がクククと忍び笑いをしていた(*^m^)という画像がネットに流れていた。そもそも、最初から主役なのにステージの端に立っていたし……ちょっと変わってる人?

来年度の授賞式もぜひ早目に、最後まで見るようにしたいものだ(^.^;)

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