古楽(2021年~の記事)

2024年5月22日 (水)

「ミュージアム・コンサート 藤木大地&大塚直哉」:桜満開なれどパンフは薄く

240521 東京・春・音楽祭2024
会場:国立科学博物館日本館講堂
2024年4月7日

今回唯一のハルサイ参加。
サブタイトルに〈「イタリア古典歌曲集」へのディスカヴァリー〉とある。そもこの曲集は声楽レッスン用として非常にポピュラーなものらしい。歌手志望なら誰でも通る道ってことなのかな(詳細を知らず)。

ということで、その「イタリア古典歌曲集」を原点に戻って作曲された当時の形と精神をよみがえらせ、カウンターテナー藤木大地が歌うという趣旨のコンサートである。取り上げたのはカッチーニの定番「アマリッリ」、チェスティ、カルダーラなど15曲。アンコールはヘンデルだった。

合間には共演の大塚直哉によるチェンバロ・ソロが演奏された。いずれも曲集に入っている作曲家の作品である。さらに加えて、大塚氏の細か~く行き届いた解説✨もあった。

正統的なイタリア歌曲の歌唱を堪能できた。会場は藤木氏のファンと思われる女性が多数だったもよう。
その割には開演前に「出演者二人とも知らない」と話してる人もいた。歌曲集を自分で歌ったことがあり懐かしいという人なのかな。
講堂は古めかしい造りで曲の雰囲気にピッタリであった。

開演前に「現在写真撮影は不可です」とスタッフがわざわざ言って回ったのだが、「不可」じゃなくて「可」に聞こえるため撮影を始める人が続出した。「今は撮影できません」って言えばいいのにさ(=_=)

ハルサイの無料配布のパンフもすっかり薄くなってしまった。コンサートの一覧が載っているだけだ。QRードで見ろといってもロクな解説は書いてないのだった。何事も不景気ですのう。


終演後は科学博物館の海生無脊椎動物展にそのまま入れたが、若いカップルと子連れ家族で大混雑なので早々に退散した。皆さん元気~。
外の上野公園も人だらけで満開桜を見るどころではなかった(;^_^A

この日は同じ時間にもう一つ行きたいコンサートが重なってて涙💧であった。こういう時は先にチケを買った方に行くしかないのよ。

| |

2024年5月18日 (土)

「イタリアの香り リコーダーとリュートが奏でる17世紀の音楽」:東京の下町に流れるよ、ヴェネツィアの響き

240518 演奏:向江昭雅&佐藤亜紀子
会場:マリーコンツェルト
2024年3月14日

リコーダー向江、アーチリュートとテオルボ佐藤による、ルネサンス期及び初期バロックのイタリア器楽曲の演奏会に行った。シリーズらしいのだが、私は今回が初めてである。

作曲家はフレスコバルディ、メールラから始まり、デ・セルマとかモンタルバーノなど初めて聞く名前も複数登場した。
主にソプラノリコーダーを使用して前半はアーキリュート、後半はテオルボと合奏するという形だった。途中で佐藤亜紀子の新アルバムからピッチニーニの独奏曲の演奏もあった。

向江氏は明晰かつ揺るぎのない演奏で、会場の壁の性質のせいか耳にガンと響くほどである。
リュート、テオルボの方もよく音が届き、この会場でソロコンサートを聞いてみたいなと思った。クラヴィコードでもよく聞こえそうなほどだ。
ピッチニーニの独奏曲のうち前半に弾いたのはやたら難しそうな作品だった。なぜ人は弾きにくい曲に挑むのか? それはそこに曲があるからさ<`~´>などと考えたりして。
なお佐藤氏のお衣装、菜の花の配色で春っぽくて素敵でした✨

1630年前後に亡くなった作曲家が多いのはペストが流行ったせいだとか。カステッロなんて29歳ですよ💨
それからリコーダーは当時の楽器は残っていない、というのも初めて知った。フルートだと残っているよね。同じ木製なのに何故かしらん(?_?)
現在、オリジナル楽器とされているのは、当時の教本に載っている指使いでその音が出るように20世紀になってから作り上げたものなのだそうだ。古楽歴××年。恥ずかしながら初めて知りましたよ……。

全体的にプログラムの構成は奇抜に走るわけではなく、良く練られた印象だった。
会場の周囲は日暮里のサニーホールと争うほどの下町度を誇っている(^▽^;) すぐ近くの河岸には桜並木が続いていて花見の季節はにぎわいそうだった。一升瓶必携よ🍶

 

| |

2024年5月13日 (月)

「ナポリの『ペトリッロ』」:めざせ!40周年

240513a 新発見のマルキテッリのトリオ・ソナタ作品
演奏:アンサンブル・リクレアツィオン・ダルカディア
会場:今井館聖書講堂
2024年2月23日

4人組もはや今年はなんと結成20周年とのこと。メデタイぞ🎊

ペトリッロことピエトロ・マルキテッリは16世紀末から17世紀前半にナポリで活躍したヴァイオリニストとのことである。その腕前の優秀さはコレッリさえもすごすごとローマに帰らせたという逸話があるくらいだそうな。

この日は新発見された彼のトリオソナタ5曲が披露された。日本初演である。かなり劇的な作りで弾くもよし聴くもよしといった曲調だった。こんな作曲家もいたのか(・o・)という印象。さすがナポリである。
名前は知られてないけれど、これからもっと作品が取り上げられるようになるといいですね(^^)b

休憩なしでササっと終わる予定だったようだが、毎度のことながら渡邊孝の話が止まらなくなりそうな瞬間があり一部の人間をヒヤヒヤさせた💦(夕方の回もあるので延ばせない)

現在、日本で暮らしているのは懸田貴嗣だけということで、他のメンバーはコンサートやるにも行ったり来たりするのは大変そう。でも結成30周年さらには40周年まで頑張ってください(^O^)/

なお、この日使用のチェンバロは神社の廃材🔨を使って作られたものとのこと。大中小3台作られて「神社三部作」と呼ばれているそうだ。
しかし私の脳内には「団子三兄弟」ならぬ「鍵盤三兄弟」という言葉が浮かび上がってきたのであったよ……。

240513b-1

| |

2024年5月 1日 (水)

聴かずに死ねるか! 古楽コンサート2024年5月編

個人の好みで適当に選んでリストアップしたものです(^^ゞ
事前に必ず実施を確認してください。ライブ配信は入っていません。
小さな会場は完売の可能性あり。ご注意ください。

*4日(土)ハインリヒ・シュッツの音楽4 白鳥の歌(サリクス・カンマーコア):台東区生涯学習センターミレニアルホール ♪9日公演もあり
*10日(金)ルカ・マレンツィオ 6声のマドリガーレ 金子浩氏を偲んで(ラ・フォンテヴェルデ):としま区民センター多目的ホール
*11日(土)トランスフォーメーション 分割×変奏(上村かおり&西山まりえ):今井館聖書講堂
*12日(日)有元利夫をめぐるバロック音楽とピエロ・デラ・フランチェスカの時代のルネサンス音楽(中島恵美ほか):松川ボックス ザ・ミラー
*17日(金)モンセラートの朱い本・聖母マリアの頌歌集(アントネッロ):東京カテドラル聖マリア大聖堂
*18日(土)コラールカンタータ300年1(バッハ・コレギウム・ジャパン):東京オペラシティコンサートホール
*18日(土)・19日(日)チェンバロの日!2024 フランス特集(松本記念音楽迎賓館)
*23日(木)2本のリコーダーとヴァイオリンで紡ぐ 18世紀ドイツとフランスのバロック音楽(木の器):日本ホーリネス教団東京中央教会
*  〃   トリオ・ソナタの系譜 イタリアからフランスへ(本村睦幸ほか):鶴見区民文化センターサルビアホール
*25日(土)・26日(日)ヘンデル デイダーミア(二期会):目黒パーシモン大ホール
*27日(月)バッハ ヴァイオリンとチェンバロのための音楽1(若松夏美&大塚直哉):ルーテル市ヶ谷ホール
*29日(水)平崎真弓&ロレンツォ・ギエルミ オール・バッハ・プログラム:東京文化会館小ホール ♪28日に別プログラム公演あり(こちらはTV収録あるそうで)
*30日(木)ドルチェ・メロス(ラ・ガラッシア):日暮里サニーホールコンサートサロン
*31日(金)ヘンデル アレクサンダーの饗宴(大野彰展ほか):五反田文化センター音楽ホール
*  〃   ヴェルサイユの華 マラン・マレ生誕を祝して(品川聖ほか):スペース415

| |

2024年4月22日 (月)

「大塚直哉レクチャー・コンサート J.S.バッハの楽器博物館」:遺産目録は語る

240421a 会場:埼玉会館小ホール
2024年2月11日

すでに長く続いているこのシリーズ、さい芸が休館中なので臨時に会場を移しての開催2回目だった。(前回はこちら
今回はなんと鍵盤4種(オルガン、チェンバロ、クラヴィコード、ヴァージナル)が出動。さらにバッハ作中に登場するオーボエ、リュート&テオルボ、ガンバに焦点を当てた企画だった。
舞台にずらりと各種楽器が並ぶ光景は確かに「博物館」に違いなくて壮観である。

最初に大塚氏が鍵盤をそれぞれ弾いて、バッハの遺品目録から楽器の項目を解説した。鍵盤と弦楽器ばかりでなぜか管は一つもなしだった。
その後にまずリュート(佐藤亜紀子)の登場。どうもバッハ先生は自分で弾かずに家ではしまいこんでいたらしいとのこと。そのせいか「前奏曲、フーガとアレグロ」のフーガは非常~に弾くのが大変そうだった(◎_◎;) 弾かないで作曲したから? なおテオルボ、バロックギターも紹介。

次は作品内ではフルートよりも多く使われているというオーボエ(尾﨑温子)である。種類が多く、リードも色々あってテーブル上をずらりと占拠した。もっとも、使われている割には独奏曲は一曲しかなく(元曲はフルート)それも推測でしかないという。

ガンバ(森川麻子)もトレブルやテノールが出ていたが、演奏に使用したのはほとんどバス・ガンバだった。受難曲では待ちの時間が長く、冬の教会でやると寒さがしみるという笑えない笑い話もあった。

ここまでが前半で、既に1時間20分経過😱
後半は声楽の部分を楽器に置き換えてのアンサンブル演奏となった。カンタータや受難曲など。歌を他の楽器に変えることによってオリジナルで使われていた楽器の活躍ぶりがよく分かるという次第だ。
その間もずっと脇で支えていた感のあるオーボエだったが、アンコールの105番で俄然存在感を発揮して拍手喝さいとなった。
尾﨑さんについては私はここ数年あまり聞くことがなくて残念よ。また機会があれば聞きたいですね(^^)

今回も満員御礼だったらしい。それも納得の好企画だった。
次回テーマは改装なったさい芸に戻って「ゴルトベルク」とのこと。埼玉会館は音はイマイチだが客席の頭かぶりがないのは良かった。少し古めの建築だと天井の照明が凝った形が多くて、ここもウイルスみたいな形(球状で突起が突き出ている)のものが吊り下げられていた。掃除はどうやるのかな(^^?なんて思ったり。

240421

| |

2024年4月 8日 (月)

「フランス・バロック 悲劇の女性たち」:時代を超えて!嘆き恨みつらみ

240408 古楽21世紀シリーズ7
会場:東京オペラシティリサイタルホール
2024年2月10日

寺神戸亮をはじめとする4人の奏者(前田りり子、上村かおり、曽根麻矢子)がメゾソプラノの湯川亜也子をゲストを迎えて、18世紀前半フランスの器楽曲と女性を主人公にした悲劇的な歌曲を取り上げた。
作品はラモーとルクレールのオペラ、モンテクレールのカンタータから選ばれている。どれも神話・伝説に登場する女が意中の男に裏切られて感情を爆発させるような内容である。まさに悲劇の中で女たちの恨み節が炸裂する⚡
特にモンテクレール「ディドンの死」は超が付くくらいの熱唱であった。

ルクレールの「シラとグロキュス」は王太子の婚礼祝いに一曲だけ歌劇を書いたという珍しいものだった。当時バイオリンの名手として知られる作曲家本人が演奏したそうで、寺神戸氏が彼になり代わって刺激的なフレーズを弾きまくった。

湯川氏は北とぴあ音楽祭のバロックオペラに数回出演しておなじみである。大柄で声量があり舞台映えもするので、古楽に限らず今後も活躍が期待できそうですね(^^)
ただ役に憑依するような歌唱なので好き嫌いは分かれるかも。

一方、器楽曲ではラモーのコンセールは楽器群が融解していくようなイメージにとらわれた。もう一曲はクープランの「諸国の人々」から「ピエモンテ人」。生で通して聞いてみると改めてかなりの長さを実感(+o+) 踊りながら聞くのがいいですかね。

アンコールはモンテクレールの同じ作品から、こちらは打って変わって陽気な女漁師(?)の歌だった。

この「古楽21世紀シリーズ」7回目ということだが過去に3回行っている。当初は石橋メモリアルホールでやってたんだけど……😑
こちらは第1回に行った感想。やはり「諸国~」が「長い」と書いている。進歩してません(;^o^A
また次回もよろしく。

| |

2024年3月31日 (日)

聴かずに死ねるか! 古楽コンサート2024年4月編

個人の好みで適当に選んでリストアップしたものです(^^ゞ
事前に必ず実施を確認してください。ライブ配信は入っていません。
既に何件か完売しています。ご注意ください。

*3日(水)マチェイ・スクシェチュコフスキ チェンバロ・リサイタル:横浜市青葉区民文化センター ♪5日に東京公演、6日に埼玉公演あり
*  〃  宮廷とサロンの音楽シリーズ 春の宮廷 イタリアとフランス:南青山マンダラ
*4日(木)預言者エレミアの哀歌が始まる 受難節と復活のモテット(ベアータ・ムジカ・トキエンシス):日暮里サニーホールコンサートサロン ♪6日公演もあり
*7日(日)ロナーティとは誰だったのか?(鷲見明香ほか):今井館聖書講堂
*  〃  東京・春・音楽祭ミュージアム・コンサート 藤木大地&大塚直哉:国立科学博物館
*11日(木)折口未桜ヴィオラ・ダ・ガンバ・リサイタル ルイ14世のシャンブルを彩ったヴィオールの調べ:鶴見区民文化センターサルビアホール
*12日(金)Jubilate! 喜びの声をあげよ! 17世紀ドイツの響き(青木洋也ほか):日本福音ルーテル東京教会
*13日(土)アンサンブル・ラ・フォルツァ第3回公演 J.S.バッハ:今井館聖書講堂
*16日(火)Dual Fides Unite 新旧の交差に生まれる希望(アンサンブル・アカデミア・ムジカ):日本福音ルーテル東京教会
*18日(木)斎藤秀範 バロック・トランペットコンサート4:ルーテル市ヶ谷ホール
*20日(土)もっと知りたい!もっと聴きたい!テレマン3 ほどほどの幸せ(佐藤康太ほか):今井館聖書講堂
*  〃   バッハ・珠玉のカンタータ2 喜びのうた(アンサンブル山手バロッコ):神奈川県民ホール小ホール
*23日(火)鈴木秀美のヘンデル「デイダミーア」プレトーク&コンサート:めぐろパーシモンホール 小ホール
*25日(木)崎川晶子チェンバロリサイタル バッハとヘンデル:日本ホーリネス教団東京中央教会
*  〃   少女は王女なりき ルネサンスオーケストラで聴く大航海時代のポルトガル音楽(FLORES DA MVSICA):高輪区民センターホール

| |

2024年3月26日 (火)

「Ut/Faコンサート2024 18世紀のフランス音楽」:過去からの仄めかし

240325 演奏:宇治川朝政&福間彩
会場:今井館聖書講堂
2024年2月4日

リコーダー&鍵盤のユニットUt/Fa(ウト・ファ)によるルイ14・15世時代の器楽作品を聞いた。
リコーダー曲はオトテールとフィリドール(一族の二人)、チェンバロ独奏はクープラン、デュフリというプログラムだった。

フィリドール以外の作品のほとんどは何やら意味深で謎めいたタイトルや実在の人物・地名が付いていて、曲間にはその内容を二人であれやこれやとかなり詳しく解説。
モニターで画像を出して「この時代の『滝』というのはこういうもので、実は噴水--」などと微に入り細を穿ちシロートにもよく分かる内容だった。二人で交互に話す様は掛け合い漫才ならぬ「掛け合い解説」みたい(^◇^)
これはもしかしてテレマン博士の影響かっ?

中にはもう意味の分からないタイトルもある。音楽自体はあくまで裏表もなく均整の取れた響きを聞かせるが、一方で現代では測りがたいひそやかな宮廷内の目配せのような雰囲気の中にあるという、この時代の精神のようなものが伝わってきた。


日曜の昼間なのに客の出足が今イチかな(?_?)と思ったら、なんとBCJのヨハネが初台で同時刻にあったらしい。知らなかった。その影響ですかね。

| |

2024年3月14日 (木)

シャルパンティエ 牧歌劇「花咲ける芸術」:誰もがみんな知ってはいるが聞いたことはない

240312 演奏:アンサンブル・マルキーズ
会場:ルーテル市ヶ谷ホール
2024年1月6日

レザール・フロリサン……といやあW・クリスティ率いるグループ名で有名だけど、その元となった作品を実際に聞いたことがあるかというとハテ(^^?状態である。
それが演奏されるコンサートがあるということで行ってみた。ヴァイオリンの川久保洋子をはじめとする器楽陣6人と、声楽5人という布陣である。

実演が少ないのは一回のコンサートには短いせいなのだろうか。序曲+5幕で通常のコンサートの半分に収めるには長く、まさに帯とタスキの関係。この日は内容を補うように前半クープランの「スタンケルク」、後半ジャケ・ド・ラ・ゲールのチェンバロ曲とトリオ・ソナタが合間にうまくはめ込まれていた。

ざっとした内容は、ルイ14世をほめたたえるヨイショ\(^o^)/で始まり芸術が平和な理想郷を築く王の治世に感謝を捧げていると、「混沌」やら「憤怒」が攻撃してきて戦いになるぞー🏹どうするよ……というもの。

実質的に指揮は鍵盤の會田賢寿が取っていたようだ。ヴァイオリンだけでなくリコーダーについても2人というのが珍しかった。あと島根氏は一人でチェロとガンバの二刀流をやっていた。
歌手の皆さんも実力派ぞろいで巧みかつ華麗な独唱・合唱を聞かせてくれた。特に二人のソプラノ(佐藤裕希恵&湯川亜矢子)については、大きなホールではよく分からなかったそれぞれ好対照の特徴が、今回はよーく間近にしっかりと聞くことができた。小さなホールでは長点だけでなく欠点もハッキリと出てしまうから大変だよね。

滅多に聞けない珍しい演奏をありがとうございますm(__)m フランス・バロックの神髄に触れた気分になれました✨

かなりよく客が入っていて、東京近辺のフラバロ・ファンが集結した感じだった。
会場のルーテル市ヶ谷ホールに行ったのはかなり久し振り。月や太陽の装飾が付いたオルガンが懐かしかった。
昔ここでフランソワ・フェルナンデスのバッハの無伴奏を聞いたのを思い出した。もう一度聞きたいのう(^^♪

| |

2024年3月 5日 (火)

「戦火をくぐり抜けた音 17世紀ドイツの室内楽」:いつの時代も変わらずか

240304 アルテ・デラルコ室内楽シリーズ4
演奏:若松夏美ほか
会場:日本福音ルーテル東京教会
2023年12月27日

若松夏美&鈴木秀美プロデュースの室内楽シリーズも4回目。前回はコレッリ関係でしたな。今回はラ・フォンテヴェルデの4人も参加ということもあってかほぼ満員🈵 一つの長椅子に5人座れ(狭い!)と指示が飛んだが、そこまでは混んでなかった。

今回は長きに渡り戦争下にあった17世紀ドイツの音楽がテーマである。シュッツ、シャイン、ハンマーシュミット、ブクステフーデなど……どの作曲家も戦禍の影響を免れた者はいない。現代にも響くツボを心得た選曲である。

毎回このシリーズはプログラムの組み方が秀逸だが、器楽曲→独唱曲→4人の合唱曲というサイクルを回していくのが面白かった。
歌曲はどれも宗教曲で、独唱についてはそれぞれ歌い手の皆さんの個性に合った作品と演奏となっていたのもよかった。特にトゥンダーの作品で小笠原美敬のヴァイオリンと絡み合うような濃ゆい歌唱や、ブクステフーデを清澄かつ沁みるソプラノで聞かせた鈴木美登里が目立った。

作曲家の名前だけだとかなり地味~なものに思えるが、良く練られて盛り上がったプログラムであった。
また次回も期待しております(^O^)/

東新宿から行ったら出口を間違って逆方向に行ってしまった(^^;ゞ 気をつけないとな。

| |

より以前の記事一覧