古楽

2018年9月17日 (月)

「大塚直哉レクチャー・コンサート J.S.バッハ”平均律クラヴィーア”の魅力」:素人からマニアまでビックリの弾き比べ大会

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ポジティフ・オルガンvsチェンバロその1
会場:彩の国さいたま芸術劇場
2018年9月2日

近年、チェンバロやオルガンの普及活動に励む大塚直哉、さいたま劇場でレクコンサートがあるというので行ってきました。
自由席なんで、開場時間に行ったら長い行列ができててビックリ(!o!) いくらチケット代2000円とはいえ、こんなに人気があるとは意外である。日曜の昼間だから?
なんと配布のプログラムの数が足りなくなってしまうという事案も発生だ。

ポジティフ・オルガンは劇場所有のもので、それを活用しながら講座やレクコンサートなどやって来たのだが、今回は「平均律クラヴィーア曲集1」をオルガンとチェンバロで弾き比べで聞くという趣旨だった。プログラムには第1番からプレリュード、フーガそれぞれ冒頭部分の楽譜が載っている。
で、大塚氏によると本来はオルガン、チェンバロ、交互に曲を弾いていくはずだったのが、どちらも捨てがたいということで、全ての曲を双方で弾くnotesということになったそうだ。
で、時間が足りなくなるので11・12番は次回回しにするとか(@_@;)

最初に曲集の表紙のコピーを見ながら、成立の過程や書かれた背景などの解説。さらには「平均律」は良い訳ではなく「ご機嫌なgoodチェンバロ」(←大塚氏の友人による)というのがふさわしいなんて話も。
音大の学生さんあたりから素人な方々まで対象とした話をするから大変だ。さすがに「チェンバロとは」なんて基礎知識の説明は省略である。

で、曲ごとに解説を加えつつそれぞれ2種の鍵盤で弾いてゆく。
全く同じ曲ながらやはり風合いが完全に異なる印象だ。特に低音の響き方は別の曲のよう。この曲集はチェンバロで演奏するのが普通なので、オルガンの方は特に目新しい響きである。

しかし、当然解説付きで繰り返して弾くから時間がかかる。結局、休憩含んで3時間たっぷりとかかったのだった。これはやはりチケット代を考えると超お得演奏会dollarといえよう。
これだけ一人で奮闘した大塚氏の鍵盤普及活動には頭が下がりますm(__)m
で、11・12番は片方ずつでしか弾けなかったので、「その2」で復活戦やるんでしょうか(^^?)
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←大塚氏所有のチェンバロだそうな。

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2018年9月 8日 (土)

「ジャン=フィリップ・ラモー」:フランス・バロック最後の光芒

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演奏:アンサンブル・レ・フィギュール
会場:近江楽堂
2018年8月31日

パリ在住の日本人演奏家4人によるグループ、前回はベルニエとクレランボーのカンタータだったが、今回はラモーである。他はどこもクープラン祭りなのに何故sign02珍しいsign03と思ったが、過去にやったからですかね。
昼夜2回公演で、私は夜の方を聞いた。

ゲストはテノールのブノワ・ラモーとヴィオローネのブノワ・ベネットである。このぐらいの小編成でヴィオローネって珍しい気が……。

前半の中心はカンタータ「オルフェ」、後半はオペラ・バレの「ピグマリオン」によって構成されていた。
加えて「コンセールによるクラヴサン曲集」などから合奏曲も演奏。

テノールのラモー(!)氏は声量がかなりあってドーム型の小ホールではガンガンと響き渡ってしまったきらいあり。もう少し大きめの会場の方が良かったかも。

ラモーの声楽曲はあくまでも明晰な印象。抒情的な要素も極めて統制が取れていて感傷に走ることはない。
器楽曲についてはこれまでややとっつきにくい--なんか晦渋さを感じていたが、その裏にあるウィットに富んだ部分を感じ取れたのが新鮮であった。

なお前回の公演でバロックザール賞というのを受賞したそうで、また同じカウンターテナーと共に記念コンサートをやるそうである。メデタイfuji


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2018年9月 1日 (土)

聞かねばならない時もある マイナー・コンサート 9月版

長い夏も終わりですね(^^♪

*2日(日)シャルパンティエの宗教音楽(コントラポント&フォンス・フローリス):上野学園石橋メモリアルホール
*  〃  バッハ”平均律クラヴィーア”の魅力 ポジティフ・オルガンVSチェンバロ(大塚直哉):彩の国さいたま芸術劇場音楽ホール
*7日(金)秘めたる悲しみ ド・ラ・リューの世俗音楽(鏑木綾ほか):近江楽堂
*8日(土)フランスの色彩 クープラン生誕350年に寄せて(石橋輝樹ほか):近江楽堂
*14日(金)レクチャーコンサート 謎解きバロック1 ヘンデル(木の器):近江楽堂
*17日(月)海を渡ったメロディ(高橋美千子ほか):求道会館
*21日(金)大江戸バロック(桐山建志&大塚直哉):近江楽堂
*28日(金)ミュージアム・コンサート11 リコーダー(山岡重治ほか):上野学園石橋メモリアルホール
*30日(日)英国に渡ったサクソン人 ヘンデルのファンタジー(有田正広&千代子):自由学園明日館

今月は13日のNHK-BS「クラシック倶楽部」でアンタイ&センペ@目黒雅叙園の再放送がありますよ。
これ以外の公演についてはサイドバーの「古楽系コンサート情報(東京近辺、随時更新)」をご覧ください。

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「音楽と美術の幸せな結婚 2」:音は人なり

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大塚直哉レクチャー・コンサート・シリーズ
肖像を刻む-視覚と聴覚によるポートレート:「ルーヴル美術館展」の名画と音楽
会場:よみうり大手町ホール
2018年8月6日

美術展にちなんだ大塚直哉のレクチャーコンサート、2回目はルーヴル美術館展である。(1回目はこちら
ゲストはなんとマンガ家ヤマザキマリですよ(!o!)

今回は主にフランスのチェンバロ独奏曲から人物を描いたものを演奏し、その合間に二人がトークをするという構成である。
実際の展覧会と同じ区分けで、男の肖像、芸術家、女……というようになっている。
冒頭はクープランで、クラヴサン曲集より「ラファエル」(ラファエロのことだと推測されている)が演奏されると、ヤマザキマリがラファエロについてここぞとばかり熱弁を振るうという次第。
ラファエロ自身もすぐれた肖像画家であり、一方クープランは様々な人々の肖像を音楽で描いた(大塚氏談)という共通点があった。

続いては、フォルクレとクープランがそれぞれに描いて作曲したオルレアン公(ただし曲調は正反対)と絵画における彼を比べる。
また、肖像には死者の思い出や記録という面もあるということで、フローベルガーが捧げたフェルディナント4世とブランロシェ氏(例の階段転落down事件の人)への哀悼曲も。

当然、トークではヤマザキマリは猛烈に喋り倒していた。これに対抗するにはチェンバロ一台では到底足りぬ。バロックトランペット3本呼べ~thunderと言いたいぐらい。
話題は時間が足りないぐらいにあちこち飛び、大塚氏も日頃の上品さからは想像できぬギャハハハ笑い(^O^)を連発していた。

ラストは人間ならぬ神様の「ジュピター」(フォルクレ作)で、これが驚くほどに速い演奏bullettrainだった。それまでのギャハハハ笑いを返上、ビシッと決めたのてある。

肖像画を描かせる時は強調したいものを一緒に描くとのこと。例えば、指輪とか衣服とか……ということでアンコールはクープランの肖像画で彼が持っている楽譜の曲だった。

ヤマザキマリは舞台向け風(?)のドレスを着て現われたのだが、一時間ぐらい前に初めて顔合わせした時とあまりに差があったそうで(かなりカジュアルな格好をしていたらしい)、大塚氏がマジに驚いている様子が伝わってきた。そんなにスゴイ落差だったんかいdash

この日の使用チェンバロはなんと1月に近江楽堂で聞いたモンキー・チェンバロであった。レクチャー・コンサートの趣旨にピッタリである。ただ、音はやはり近江楽堂で聞いた方がずっといいけど……。
休憩時に黄金色の脚をよくよく観察したら、ヒヅメが割れてなかったんで馬の脚らしい。

それから、大塚氏がコソッと言ったので目立たなかったが、女性像のところで弾いたクープランの「フランスのフォリア、または色とりどりのドミノ」は全12曲並べるとタイトルが女性の特徴を年齢ごとを順番に表わしているらしい。それで、鈴木雅明は「これは女の一生だな」と言って、コンサートの時に全く原タイトルにはそんなことは入っていないのに、プログラムに「女の一生」と書いてしまったそうである。こりゃ、タイトル詐称じゃないの\(◎o◎)/!
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さて、ヤマザキマリがゲストにも関わらず、後ろの方の座席は結構空いていたとのこと。勿体ない。第3回目は是非満杯にしてほしい。
でも「ブリューゲル展」がテーマだから、そうするとルネサンス音楽になるのかな? ゲストは山田五郎が予定されているらしい。(あくまでも予定)

追記:次回のゲスト、山田五郎に決定したようです。演奏家の方は西谷尚己とR・ダンクザークミュラー。


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2018年8月29日 (水)

「甘き歌声、天使の響き」:曲より長い解説禁止!

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演奏:中原智子ほか
会場:近江楽堂
2018年8月3日

サブタイトルは「ソプラノ、リコーダーと通奏低音によるバロックアンサンブル」となっていて、楽器の方の編成はリコーダー二本(D・ブラジェッティ、田中せい子)、チェロ(懸田貴嗣)、チェンバロ(松岡友子)である。

ブクステフーデの宗教歌曲に始まり、取り上げた曲は独仏伊の作曲家のもの。他にボノンチーノ、バッハ、ラモーなど。ボノンチーノのカンタータのアリアはリコーダーが鳥の声のようで流麗さにウットリchick
ソプラノ担当の中原智子の歌はどちらかというと清楚な印象で、各国の曲を歌いわけてましたな。

バッハはリコーダー2本あるならこれでしょう(^^)bという定番「狩りのカンタータ」から。
器楽曲では、コレッリの合奏協奏曲をリコーダー2本用のトリオソナタへとシックハルトが編曲したものや、リコーダー2本だけのテレマンのソナタを演奏した。

各曲の合間に交代に演奏者が解説を入れるのだが、おかしかったのはチェロの懸田氏によるA・スカルラッティのソナタの話)^o^( 「短い曲なので、解説していると曲よりも長くなってしまう」などと言いつつ、それでも喋っちゃうという……sweat01

アンコールはブクステフーデのカンタータだった。
開演前に入口のあたりで小さい子を遊ばせている若いお母さんがいたなあと思ってたら、始まるとその人がドレスに着替えてチェンバロの前に座ってたんで驚いた。子育て中の演奏会、お疲れ様ですm(__)m

あと一つ謎だったのは、ブラジェッティ氏が日本語で挨拶したり解説しようとしたら笑い声が起こって、結局彼は日本語で話すの止めちゃったこと。なんで笑うの?
確かに流暢な日本語ではなかったけど、ワハハと笑ういわれはないだろう。海外の演奏会で日本人が同じような目にあったらどう思うかね。


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2018年8月25日 (土)

「彼女が泣いているのを見た、そして 愛は朽ちていった。」:女王陛下のイタリア

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アルプスを越えた音楽 イギリスとイタリアに昇華するルネサンスのハーモニー
演奏:高橋美千子ほか
会場:日本福音ルーテル教会
2018年7月27日

テーマはルネサンス期英国におけるイタリア音楽の受容、ということでいいのかな。
英国で流行ったイタリアの曲や、フェラボスコのように作曲家自身が渡英して活動していた、また、イタリアの影響を受けた英国人の曲などが演奏された。
声楽曲は高橋美千子担当、合間に挟まれる器楽曲が品川聖など4人によるガンバ合奏である。

アッツァイオロとかヴェッキとか初めて聞くイタリア人作曲家や、トマス・ルポ(イタリア系英国人)、コプラリオ(イタリア人ではないのにそれ風の名前を自称)なんてのもあって、全16曲色とりどりに様々だった。しかし、結局はイギリス風メランコリーに吸収されていくのである。

そのような観点を元に、高橋美千子は従来の英国風でもなく独自の融合された世界を歌って作り上げていた。
プログラムの歌詞の古めかしい文語調の訳も、なんとなくそれ風の雰囲気を盛り上げていてよかった。
公演のタイトルが長過ぎなんで、チラシを見た時宣伝コピーかと思っちゃったのはヒミツsecretである。

会場の教会は近江楽堂ほどではないが、夏はエアコンの冷風が直撃するんでマイッタですよ(@_@;)
しかし、新大久保はまたいろんな店がやたらと増えて人出もすごいねえ。一時期、人が減ったんだけど(ヘイト騒動の頃?)、以前より盛り返したようだ。

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2018年8月21日 (火)

「フェードルとイポリト」:しばしの別れ

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”フレンチ・カンタータの時代”の音楽 3
演奏:横町あゆみほか
会場:近江楽堂
2018年7月25日

休憩なしの1時間コンサート、昼夜2回公演で昼の方に行った。
このシリーズは、ルイ14世の死後イタリア様式が入ってきて影響を与えた形の一つであるフレンチ・カンタータを演奏するものだとのこと。

まずはクープランとルクレールの器楽(4人)で導入編。
クープランの「夜鳴き鳥」は結構知られている曲だが、「シテール島のカリヨン」というのは、チェンバロ独奏でまさにカリヨンを真似た音を出していて面白かった。
ルクレールは佐藤駿太&根本卓也によるヴァイオリン・ソナタ4-11だった。後で解説読み返したら、「第2楽章のコレンテはあまりに強烈で変態的な性格のため」省略したとあって、思わずたじろいだ。ルクレール……お前は何者(@∀@)

いよいよメインのカンタータはトマ=ルイ・ブルジョワ(←初めて聞いた人かも)の「フェードルとイポリト」である。ラシーヌの戯曲『フェードル』の後半部分を楽曲化したもので、プレリュードに続きレチとアリア3曲ずつで構成されている。歌手は横町あゆみだった。

普段の近江楽堂のセッティングと違って、客席は壁に沿って円を描くように並べられ、歌手がドーム型の天井の真下に来て歌っていた。これだと声がよく響くのはいいけど、響き過ぎのきらいがあったようだ。難しいねtyphoon
内容はギリシャ神話に登場する悲恋と詩の物語である。とはいえ、あくまでも優雅にして甘美。この抑制された感情表出がフレンチ・カンタータの醍醐味と言えるかもしれない。
アンコールは同じ題材の、ラモーの「イポリトとアリシー」より。

なお、ヴァイオリンの佐藤駿太は、秋からフランスはヴェルサイユ地方音楽院へ留学するとのことである。やはり若い優秀な人たちはみんな行っちゃうのね。
頑張ってくだせえ(^^)/~~~


余談だが、私がラシーヌの『フェードル』って存在を初めて知ったのは、森川久美のマンガ『シメール』だった。それまではラシーヌのラの字も聞いたことなかった。
パリのサロンで「マルセイユで田舎芝居やってた」などと陰口を叩かれた役者の主人公が、『フェードル』を完璧に暗唱してみせて周囲を黙らせるのである。

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2018年8月 8日 (水)

ヘンデル オペラ「アリオダンテ」:夏休み宿題・原稿用紙5枚で感想文を書け

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主催:日本ヘンデル協会
音楽監督・演出:原雅巳
会場:東京文化会館小ホール
2018年7月21日

ほぼ毎年見ている日本ヘンデル協会のオペラ(前回はこちら)、今年は「アリオダンテ」でヘンデルが個人でオペラ興行を始めた第1作だという。
となれば当然リキが入った作品--ということで、成功をおさめたそうな。

前回同様、大西律子をコンマスとするオーケストラ陣は舞台の右側に配置、管楽器はその時によって出たり入ったりしていた。
歌手は上演当時のようなジェスチャー付きで歌う方式である。

スコットランドの王女ジネーヴラは父王公認で騎士アリオダンテとラヴラヴheart04婚約して、幸せいっぱいshineという第1幕だったのに、第2幕から3幕途中にかけて運命急転直下down
アリオダンテはまさかの死亡(!o!) 王女は不貞の疑いをかけられて逮捕、暗雲漂う中、決闘騒動へ。--と、激動の展開であった。

王女役の佐竹由美は以前、バッハのカンタータで聞いたことあるが、キャラクター的にはヘンデルのヒロイン向きかどうかやや疑問。別の作曲家(パーセルとか?)で聞いてみたいと思った。
また、タイトルロールのメゾソプラノ中村裕美は歌唱の方は頑張っていたが、男役としてはどうよsweat01な印象だった。
あと、歌い始めの出だしを数回間違えた人もいたりして……。
バロック・ダンスが入ったのは楽しかった。

一番目立ったのは、やはり敵役のCT上村清仁。堂々たる悪役振り発揮の歌唱で、もはや貫禄付いてましたよ(^o^)b カーテンコールでは拍手喝采full

音楽監督の原雅巳は一応指揮をしていたが、細かい所は各奏者に任せていたっぽい。レチとアリアの間隔が微妙に間延びしていて、あまりいただけなかった。間髪入れずにアリアへ移行--という所で興が乗る面もあるので。

ステージで歌手が歌い始めているのに、遅れてきた客を入場させることが数回あった。他のタイミングなら、調弦直している時など合間があったのに、全く関係ないタイミングで入れるのである。
他会場のオペラでもそういうツイートを見たことがあるので、遅れてきて入れないと暴れる人がいるのだろうかなどと思ってしまった。

あと謎だったのは制服姿の男子中学生がやたらといたこと。なんで(^^?) もしかして、夏休みの感想文提出課題かしらんpencil

もう一つ、このシリーズは毎回自由席で、早い人は1時間ぐらい前から並んでいるようなのだ。ほぼ満員に近いのだから、指定席制にしてほしい。色々、システムや費用の関係などあるかもしれないが。席を取った取らないで揉めてた人もいたしね。

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2018年8月 1日 (水)

J・S・バッハ「ゴルトベルク変奏曲 (弦楽四重奏版)」:名作を4で割っても名作だ

演奏:原田陽ほか
会場:近江楽堂
2018年7月17日

バッハの鍵盤曲を合奏曲に編曲して演奏するのは珍しいことではない。例えば、オルガン曲の「トリオソナタ」とか--。この「ゴルトベルク」も、フレットワークによるガンバ・コンソート版のCDを持っている。
解説文によると、ブラスアンサンブル版もあるとか。

原田陽が編曲したこの四重奏版は、ヴァイオリン2人(もう一人は上野美香)、ヴィオラ(島田玲)、チェロ(高橋麻理子)という編成である。
各曲ごとに4人全員でやるものもあれば、2人だけというのもある。

楽器同士の組合せや受け渡しも面白く、バッハ先生の対位法が生き生きと表現されていたと思う。原田氏の編曲の手腕に負う所も大きいだろう。
弦の響きも心地よかった。


なお、ヴィオラの島田女史より最後に、西日本豪雨で水没した児童施設への支援の呼びかけがあった。そしたら、会場出口の募金箱には札がドーンdollarと投じられていて(諭吉でなくて英世の方だと思いますが(^^;)正直ビックリした。この会場に来ている方々の生活レベルが何となくうかがえましたよ、ハイ。

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2018年7月30日 (月)

聞かねばならない時もある マイナー・コンサート 8月版

真夏のコンサートは効き過ぎの冷房との闘いもありますtyphoon

*3日(金)甘き歌声、天使の響き(中原智子ほか):近江楽堂
*6日(月)音楽と美術の幸せな結婚 「ルーヴル美術館展」の名画と音楽(大塚直哉+ヤマザキマリ):よみうり大手町ホール
*15日(金)ラ・ムジカ・コッラーナ:豊洲シビックセンターホール
*22日(水)ルネサンス・フルートとサクバットで綴るオデカトン(ソフィオ・アルモニコ):サルビアホール
*  〃   ビーバーとケルル 17世紀ドイツとオーストリアの教会音楽(コレギウム・ムジカーレ):日本福音ルーテル東京教会
*26日(日)パーセル・カンパニー:近江楽堂
*31日(金)ラモー カンタータ「オルフェ」(アンサンブル・レ・フィギュール):近江楽堂

これ以外はサイドバーの「古楽系コンサート情報(東京近辺、随時更新)」もご覧くださいまし。

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